掃除と運動会
今日から始めてみる。
ブログなんて中学生の頃、流行りのアメブロを一生懸命にしていた時以来だ。
そして今日の話。
台風の影響で電車が動かず、大学も行くことができないのでおとなしく部屋掃除をしている。
そうしていると、私の母校でもある近隣の小学校から運動会の練習をしている声や音楽が聞こえてくる。
自室の窓から運動場が見えるほどの近所であるため、あの場所からの音は丸聞こえに近い。
高学年だろうか、組体操の練習を連想させる教員の指導が聞こえる。
教員による「チンタラ走らない」「5年生後ろの方ダラダラしてない、できてないよ」と、今の私が直接言われたらブチ切れるようなコメントがとめどなく出てきた。
聞いていてもいいものではないので、掃除機の音でかき消してやろうかとコンセントを挿そうとした時
音楽が流れてきた
嫌な指導コメントも止まったところだし、少し聞いてみることにする。
まずはN◯Kが早朝にやってる自然番組の冒頭で流れそうな、リコーダーがメロディの哀愁のある音楽が流れる。
私の小学生時代でもこんな感じだった、と少し懐かしさに浸る。
しかし
一瞬で哀愁漂う音楽はフェードアウトし、突如現れたのが
そしてさらに教員による「いいね~青空に映えてるよ~~」という指導コメント
思わず吹き出してしまった。
流行りの曲をすぐ使うという安易な発想がバレバレな上、それにチープなコメントを合わせてくるとは
その後も『♪ 全て超えて届け~』のメロディに合わせて『ポーズ~~』と指導している。
滑稽にも程がある。
『アイデア』が終わり、さらに追い討ちをかけるように流れてきたのは
なんだこれは
部屋掃除の手が止まった。
そしてなぜか今、小学校から聞こえてくるもの全てに集中力を注ぎ込んでいる。
何回も曲を止めながら教員による指導が入っている。
BPM≒190のハイテンポな曲に合わせて組体操を行うというのはなかなかハードである。
しっかり聞いてみると、約4拍でポーズをキープ、4拍程度で組の解体+次の型への移行をしているようだ。
これは大人でもなかなか難しいのではないか?
例えば、逆立ち→複数人による扇
をするにしても、
逆立ちの足を降ろす→ふらつかないように隣の人と肩を組む→倒れないようにバランスをとり型を完成させる
という動作が必要だろう。
少し前に全国的に問題になった、生命や身体に影響を及ぼすような組体操はおそらくしていないだろうが…
常ならぬ身体動作を俊敏にやれとか、入場がチンタラしているからやり直しとか、何を目指しているのだろうか。
とか考えていたら、米津玄師&daokoの『打ち上げ花火』が流れてきた。
さらに演技のクライマックスなのだろうか、安室奈美恵の曲(詳しくないので分からない)が流れてくる。
何を目指してこの演技を、動作をするのかよく分からず、とりあえず流行りの曲を詰め込んで、何か分からないがとにかく教員を怒らせないように指導に従う児童が哀れになってくる。
かつて自分もああいう風だったのかと思うともっと哀れになってくる。
そして、そのような指導に使われる流行りの楽曲も哀れに思えてくる。
そうこうしているうちに小学校が給食の時間になった。
そろそろ掃除を再開することにする。